かしおきば

友利エイルの作成した楽曲の歌詞等を置いておく場所です。

はじめに

ここは友利が作成した楽曲の歌詞とか解説を置く場所です。

御用の方は @Uriwewiru まで。

 

別名義のブログは

https://tateyoko.hatenablog.jp/ 

 

友利エイルは東京都在住のよく分からん人です。

クレジット表記する場合は別にどのようにしてもかまいません。

 

当ブログに掲載している歌詞及びリンク先の楽曲の著作権は明記されていない限りは基本的に全て友利エイル他作詞作曲者に帰属します。

ただ何かあっても大体黙認しますし事前に連絡して頂ければ大概のことは許可すると思います。

 

友利、もしくは友利が別名義で所属し楽曲提供しているバンド「The Bad Caste」へのお仕事、イベント出演依頼がありましたら上記Twitterもしくは uriwewiru⭐︎gmail.com(アットマーク変更)などまで。

訪れ

切れた衝動性の行き着く果ては始まりで
ぶっちぎったってゴールテープの見えない所迄
濡れた終着点しがみ付く果ては始まりが
遠くなったって背筋の先に確かに見えてた

伸ばした手を降ろすこともできないままに
見つめていた指の先から溢れ落ちた
掌握ったって自らの重み耐えかねて
緩くなっていた煙の様にただ立ち込めてた



引っ込んだ涙は誰のためのもの
繋がった鎖はいつかほどけるの
腐っていた咲いていたって見られない世界で
叫んでいた誰にも響かない世界で

宙に飛んでった
ボクらの汚いものが見えなくて
宙に舞ってった
ボクらの汚いものが見えなくて
空を切ってった
ボクらの汚いものが見えなくて
とうに知っていた
ボクらの汚いものは見てないだけ


チラついた焔を冷ますことに囚われて
見失っていた燻ることをやめない火種
渇ききった喉で叫ぶことに慣れていないまま
必死こいたって未だ周回遅れが消えなくて



宙に飛んでった
ボクらの汚いものが消えなくて
宙に舞ってった
ボクらの汚いものが消えなくて
空を切ってった
ボクらの汚いものが消えなくて
こびりついてった
ボクらの汚いものが消えないので

心臓の外側の中のその奥まで張り付いた
笑みをいつか捨てる時まで
眩んでいた分からないフリが下手なだけ
気付いていた忘れたフリが上手いだけ


宙に飛んでった
僕らの汚いものが癒えなくて
宙に舞ってった
僕らの汚いものが見え透いて
空を切ってった
僕らの汚いものが見れなくて
今日を終えていった
僕らの汚いものがいきつく果て


【解説】

まだ修正するかもなので限定公開です
2〜3年前くらいに作り始めたけど中々完成しなかった曲。難産。

曲中ではボカしにボカしてますがテーマは「自慰」です。ひどい。

自分なりに人間の気持ち悪さみたいなところを切り取っていたつもりです。

心境が変化して、空白だった箇所が埋まっていったことで、この度ようやく公開できそうです。

Mirage


作詞作曲:友利エイル

瞼の裏に灼き付いた
幻想を胸に


吹き抜けた 吹き抜けた目を伏せ
項垂れた気持ちに蓋をした
突き抜けた 突き抜けた ひたに
走り抜けた 髪が擦れ煌めいた

抱き留めた 抱き留めた身体に
強張った掌を重ねた
膨らんだ膨らんだ想い枷になって
両足を掴んだ
揺らめいた揺らめいた記憶は
明日を恨んだ過去を見下ろした
いつの日か忘れるか分からず
怯えるように耳を傾けた

夕立を受け
肩を落として
宙を見上げる事ももうないでしょう

誰も彼もが夢に見た
風を飲み干して
晴れの合間の曇り空
まだ光遺して
貴女の涙の向こう側
今なら見えるのに
瞼閉じたら夢の音
喧騒の上に


朝焼け揺れて
首を擡げて
さざめき眠ることももうないでしょう

誰か叫べば劈けた
風を飲み干して
枯れた大地を積み上げた
何故か憶えてる
貴女の涙の向こう側
今なら見えるのに
瞼閉じたら夢の跡
喧騒の上に





解説
昨今の曲はCDなどで一曲丸ごと聴かれるよりもストリーミングで聴かれる事が多いので、最初の2秒が重要だったりします。
この曲ではこういうサビだぞと伝える為に、本来なかった箇所を一番頭に追加しています。つまり最初の言葉が最後に言いたい事な訳です。
Mirageは蜃気楼、幻影という意味ですが、いつもと比べてシンプルなタイトルになってしまった気がします。
元々は夏を強く意識していたのですが、オールシーズンに通じるように「夏」などの文言は削除しています。夕立は夏の季語ですし、枯れた大地とかはちょっと夏っぽいですが、あくまで過去の夏を思い浮かべているだけということで。

「風を飲み干す」という言葉は某レジェンドなバンドから強く影響を受けています。風に吹かれるわけではなくて、受動的ではなく能動的に、飲み干す。一緒に冷たいペットボトルでもなんでも思い浮かべてくれたら作詞者冥利に尽きます。

この世の終わり


作詞作曲:友利エイル

浴びる様に浴びる様に
吸う様に吸う様に全て飲み干して
噎せる程に噎せる程に
刺す様に刺す様に強く飲み干して
揺れる程に揺れる程に
吐く程に吐く程にただ流し込んで
癒えるように癒えるように
舞う様に舞う様に涙飲み込んで

君の瞳に酔う酔うよ揚々と右往
届かぬ言葉言えん言えん延々延々
カラになるまで酔う酔うよ往々に苦悩
全て忘れて癒えん癒えん永遠々々

グラスを片手に持ったら始まり
それでは皆さん御一緒に!

ゆ◯り飲んでなくない?WowWow

うだつの上がらぬ僕らの始まり
下らぬ諍いはティッシュ
目元が腫れても笑顔を絶やすな
この世の終わりをトラッシュに

パーペンデュクシドゥンドゥンガシュン

君の瞳に酔う酔うよ揚々と右往
届かぬ言葉言えん言えん延々延々
カラになるまで酔う酔うよ往々に苦悩
全て忘れて行け

ゆ◯り飲んでなくない?WowWow

虚しい拍手止まない
今日の主役になりたい
君の隣に行きたい!
僕も混ぜてくれない?

うだつの上がらぬ僕らの始まり
下らぬ諍いはティッシュ
目元が腫れても笑顔を絶やすな
この世の終わりをトラッシュに
スマホを片手に持ってストーリー
今夜の事は御内密に
グラスを片手に持ったら始まり
それでは皆さん御一緒に!

ゆ◯り飲んでなくない?WowWow

君も飲んでなくない?
僕はまだ足りてない!
限界なんて知らない!
今はそれで良くない?

パーペンデュクシドゥンドゥンガシュン



【解説】
馬鹿なものを作る事は非常に難しいと実感した曲。
テーマは欲望と破滅です。一般的にはネガティブな意味ですが、ギリギリ良い意味にも捉えられる様に曖昧にしたつもりです。

当初は下ネタ(具体的には胸部、女性器、女性器、男性器の文言)をガッツリ入れるつもりでしたが、代わりにサビで初めてgibberishを使用しました。ここだけは自分が所属しているTheBadCaste ボーカルの翔が考案してくれましたが、馬鹿らしさと楽しさを両立出来ていて良い言葉だと思います。まあバンドでは没になってしまった曲なんですけど……

尚この曲はとあるインスタの投稿からインスパイアこそされていますが、歌詞に出てくる「ゆ○り」さん等は使用しているVOCALOIDの一人、結月ゆかりさんの事を指しており、実在の人間、団体、外語大学等とは一切関係ありません。飲酒は程々に。

Reft Light

soundcloud.com

 

作詞作曲:友利エイル

 


開いた路を進んで

そうやって何を得たんだ

身に付けた物など全て解き放って

煌めく星と成れ


霞んだ夢を離さないで

滲んだ希望を捨てないで

燦燦とチラついたモノクロを睨んで

深淵を見下ろした奴らのその目を


抉れ!大気圏引き裂いて

駆け抜けたのなら銀河

ただうつろう影を突き放すんだ

地平線の彼方

I gotta regain!


大事件を仕掛けて

焚きつけたのはファインダー

今嘲る奴ら見下す時さ

水平線の彼方まで


渇いた喉で君も叫べ

奪われた光のその先の向こうで

誰かが振り返る

 

 

霞んだ声を絞り出して

滲んだ瞳を見つめた

延々と群がったマスプロが迫って

親愛を嘯いた悪魔のその手を


穿て!大気圏引き裂いて

駆け抜けたのなら銀河

ただ蠢く闇を食い破るんだ

地平線の先

I gotta regain!


唸れ!大事件を仕掛けて

焚きつけたのはファインダー

今嘲る奴ら見下す時さ

水平線の彼方まで


渇いた喉で君も叫べ

凍て付いた怒りを今掻き出せ

震える心が まだ痛むのならば

打ちのめされたって消え去ることのない

僕らを取り戻せ

 

 

 

 


レフトライトは「奪われた光」とか「光を残して行った」みたいな意味です。勿論「Left Right(左右)」ともかかっています。

全てを奪われて、無個性な量産型に同調圧力を掛けられても、前へ進むという意志を描いた曲です。

Sayonara Dream

soundcloud.com

 

作詞作曲:友利エイル

 

 

朝になって暗くなる

今も量りとって溢れ行く

強がると弱くなる

興味ないと言って逸れていく

 


拾い上げて減らしてく

捨ててもまだ手のひらにはある

吐き出すと重くなる

そしてまたそれを繰り返すよ

 


自棄になってつらくなる

空を削り取って仕舞い込む

泣き出すと崩れゆく

分からないさと突き放しても

 


拾い上げて減らしてく

捨ててもまだ手のひらにはある

吐き出すと重くなる

そしてまたそれに縋って

 

 

 

空になった世界は

やけに満たされているようだった

君の居ない正解が

軈て形取って熱を帯びていく

空になった世界は

やけに満たされているようだった

君の居ない正解は

見てもないのにただ鈍く光っていた

 


空になった世界は

やけに満たされているようだった

君の居ない正解が

いつも僕の前で笑みを浮かべてる

空になった世界は

やけに満たされているようだった

君の居ない正解を

いつか選び取って明日を生きるなら

 


夢よさよなら

僕のことなど忘れてしまえ

夢でさよなら

君のことなど忘れてしまえ

君よさよなら

僕のことなど忘れてしまえ

そしてお休み

全て程なく忘れてしまうって

 


そう分かってはいたけど

(笑ってはみたけど)

 

 

 

原題「夢でさよなら」

既出だったので変更

ぱっと見サビっぽいところはBメロで、サビは最後の1回のイメージです。

平静コンフォルト

soundcloud.com

 

作詞作曲:友利エイル

 

 

喝采を待ったままで立ち尽くした人影で溢れて正義持って殴りかかれば

愛を叫んだ舌を潤して何をなじるのか

大袈裟だって嘯いて


いつだって僕のことを見ていない人ばかりで溢れて

息が詰まって嫌気がさすね


いつだって僕のことを許せない人ばかりで溢れて

睨まれて息を潜めて

いつの日かそれが当たり前と思って諦めていくのは

どうしたって許せないから


切って貼っていつも奴等昨日の誰かの悪口

それを仕様がない仕方がないって笑ってないで誰か裁いてよ

吸って吐いていつも奴等昨日の僕らの悪口

それを仕様がない仕方がない

って諦めること すらできないまま

 


いつだって僕のことを許せない人ばかりで溢れて

目を離してはくれないままで

いつの日かそれが当たり前と思って諦めていくのは

どうしたって分からないまま


切って貼っていつも奴ら昨日の誰かの悪口

それを仕様がない仕方がないと笑ってないで誰か裁いてよ

吸って吐いていつも奴等昨日の僕らの悪口

それを仕様がない仕方がないって思えないから

何度だって


囲んで叩いていつか縛って壊して

それを笑っていないで僕を一人にしないで生かして

人の所為だっていつも騒いで叫んで

それを愚痴っていないで昨日を過去にしないで開いてよ


切って貼っていつも奴ら昨日の誰かの悪口

それを仕様がない仕方がないと笑ってないで誰か裁いてよ

吸って吐いていつも奴等昨日の僕らの悪口

それを仕様がない仕方がないって思えないから

明日を駆け抜けた

 

 

 

 


イメージ映像は妹が描いてくれました。ありがとう

 

平静は当然平成と掛かってます。

コンフォルトは一応造語でcomfort(慰め、やすらぎ)にcom(コンピュータ、もしくは「共に」)とforte(強い)のニュアンス、後は構想段階だと友利の好きだったミニゲーム、コンドルフォートのニュアンスも入っているかもしれません。(コンフォートのことをコンフォルトって表記することも良くありますが)


平成後期から今の時代にかけて、インターネットでのDisり合いやフェイク、晒し合いの虚しさ、立ち位置等を描いた曲です